2010年04月30日

働くことを考える。 「新しい労働社会」・・・雇用システムの再構築へを読む



 極東ブログ(極東ブログ書評)の本書に対する書評を読んでいて、考えてみたら俺は働くということをずっと考えていながら、現実を知らないないできたなとということに気が付いた。現実というのは、その日本社会で暮らす働く人が直面する問題、そこから派生する労働の歴史的な背景などのことだ。

 知らないということは恐ろしいことで、何事もそうだが、自分の狭い範囲だけのいわゆる実感だけで考えるということは、一面、オリジナルな思考が出来る可能性があるものの、どこかで堂々巡りをしてしまい、そこで思考が止まってしまう、ということがおうおうにしてある。あるいは、そこで居直ってしまうということによって、問題を狭い土俵の中だけに閉じ込めてしまい、それ以上の広がりを拒否してしまう面があるような気がする。

 本書はリーマンショック後に突如現れてきたような「派遣切り」や「ワーキングプア」の問題を、「普通の社会人、職業人にとって、空間的および時間的な広がりのなかで現代日本の労働社会をとらえる」視野を広げてくれる本である。少なくとも、自分の実感だけで労働を考えてきた僕にとっては、最近の、就職の困難さに直面している若者や中高年の現状を考えながら、それが歴史的な日本の労働問題の流れの中で起きている問題だということを教えてくれる本だといえる。

 ということで、しばらくブログではこの本を中心に働くことを考えていきたい。
(この項続く)

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posted by 阿Q at 05:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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